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ご家庭向け

冷房と除湿

公開日:2025年07月16日
更新日:2025年07月16日
ご家庭向け

日本の暑い夏に欠かせない存在となったエアコン。

通常エアコンには、部屋を涼しくするモードが搭載されています。

それが冷房と除湿です。

冷房運転は、部屋の空気の温度を下げることを一番に考えた機能です。

除湿運転は、部屋の空気の湿度を下げることを一番に考えた機能です。

冷房運転を行うと、コンプレッサーで圧縮して冷やされた冷媒が導管の中を流れ、エアコンの中にある熱交換器というアルミの何層にも重なったフィンを冷やします。

そこに空気を送ると、冷たい風ができて部屋の温度が下がります。

除湿運転を行うと、エアコンの湿度の高い部屋の空気を吸い込み、アルミの熱交換器で熱を奪って空気の温度を下げます。

そうすると、空気が冷えて含むことのできる水分量が減り、空気中にいられなくなった水分が水滴としてアルミの熱交換器に現れます。

その水滴を集めてホースを通じて部屋の外に出すことで、部屋の水分量が減り乾燥した空気を再び部屋に戻します。

これを繰り返すことで、部屋の水分をどんどん外に出して湿度が下がります。

除湿には、弱冷房除湿、再熱除湿、ハイブリット除湿があります。

外に水分を追い出す仕組みは同じですが、部屋に戻す空気の温度が違います。

弱冷房除湿は、水分を集めるために温度を下げた空気をそのまま部屋に戻します。

弱冷房をかけているのと同じような肌寒く感じることもあります。

再熱除湿は、水分を集めるために温度を下げた空気をちょうどいい温度に暖めなおしてから部屋に戻します。

部屋の温度を下げずに、湿度だけを下げることができます。

しかし、部屋に戻す空気を暖めなおしているので冷房より少し多くの電気を使います。

ハイブリット除湿は、従来の除湿とは全く異なるしくみで、水分を集めるために温度を下げた空気を室内の空気と混ぜ室温に近づけて送風するため、寒くなりにくく消費電力は控えめです。

 

 

湿度が40%以下は、乾燥を感じインフルエンザウイルスの活動が活発になるといわれています。

湿度が60%以上だと、汗が乾きづらく結露ができカビが繁殖しやすくなります。

快適な温度は26~28度で、湿度は50%以下がおすすめです。

また、気流を利用することにより涼感をアップさせることができます。

心地よい組み合わせは、夏は高温・低湿、冬は低温・多湿とされています。

冷房時には、設定温度を高めにした省エネ運転でも湿度を低くすれば設定温度が低めの時と同じ快適さが得られますのでお試しください。

 

冷房運転中は、室内機の中に水滴が発生します。

運転を停止すると内部の温度が上がり、カビにとって都合のいい温湿度環境になってしまうため、この湿度を逃がしてあげる必要があります。

内部クリーン運転は、室内機の内部を乾燥させることでカビやニオイの発生を抑える運転です。

 

湿度が低すぎると、乾燥が気になるほか、静電気が発生しやすくなったりホコリが立ちやすくなって吸い込む可能性が高まります。

さらに、空気が乾燥すると体感温度が下がるため、同じ室温でも寒く感じやすいです。

それぞれのご家庭の住居環境にもよりますが、湿度が高すぎると結露が発生しやすくなります。

さらに、カビやダニの発生リスクも高まるので注意が必要です。

また、湿度が高いときは乾燥時とは反対に体感温度が上がります。

室温が高いときは、不快に感じることもあるので上手に調整しましょう。

暑さ、寒さと違って、自分で判断しづらい湿度ですが湿度計を使えば簡単に確認することができます。

基本的に自分が日常的にいる場所に置きましょう。

寝室の場合、ベッドで寝ているならベッドの高さ、布団で寝ているなら床に近い位置に。

また、エアコンの風が直接当たると湿度センサーが誤認識する可能性があるので、できるだけ当たらない場所に置きましょう。

 

 

湿度を管理すれば結露やカビ、ダニの発生を抑制できます。

カビが発生すると、壁、窓といった建具や家具、布団などは大きなダメージを受けますが、適切な湿度管理を行えばこれらの劣化も抑えられます。

また、蒸し暑さから汗ばむことも少なくなるし、冬の場合は体感温度を上げられるので暖房費の節約につながります。

日常的にできる除湿方法

室内に籠った湿気は、定期的に換気をすることで逃がせます。

24時間換気システムは、常時稼働させたうえで窓を開けての換気も併行しましょう。

また、通気性を高めることも大切です。

たとえば家具なら、風の流れを妨げないように配置する、壁から少し離して置く、脚付きの家具を選ぶといったことを意識しましょう。

さらに、押し入れやクローゼットに湿気がこもらないよう、時々は開けて置いたり、風を当てたりするほか市販の除湿剤を置くのもおすすめです。

室内に比べて外気の方が乾燥しているときは、換気が効果的です。

窓やドアを開けたり換気扇を併用したりして空気を入れ替えましょう。

なお、市販の除湿剤が効果を発揮するのは、クローゼットや押し入れといった狭い空間のみです。

 

家電を使った効果的な除湿

サーキュレーターを使うことで空気が循環し、湿気の停滞を解消することができます。

また、部屋の湿度を効率よく下げるなら、除湿器やエアコンの除湿機能を利用するのも良いでしょう。

部屋の隅や狭い場所の他、外気に近く気温が低くなりやすい壁や窓の近くなど、湿気が溜まりやすくなります。

こうした湿気ムラを解消するのは、サーキュレーターです。

このほか、エアコンや空気清浄機のように風を送る家電も室内の空気循環に役立ちます。

また、除湿器は湿気が溜まりやすい場所に置くのが効果的です。

迷った場合は窓の近くがおすすめですが、直射日光が当たる場所は避け、カーテンなどで吸い込み口や吹き出し口を塞がないように注意しましょう。

 

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